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舌苔とは

舌苔の構成成分

1.粘膜から脱落した上皮細胞・・・・口臭の源
2.細菌・・・・・・口臭の原因
3.食べかす・・・一部は口臭の源
4.血球・・・・口臭の源


上記構成成分の中で最も多いのが、粘膜から脱落した上皮細胞です。この脱落した上皮細胞に細菌が多数付着しています。とくに口臭患者の舌苔の中に存在する嫌気性菌がVSCを発生させます。

舌苔が出来るメカニズム

舌乳頭  
細菌により破壊された上皮細胞は
比重が増加し容易に舌乳頭に捕らえられる
 
   

現在、舌苔が出来るメカニズムは完全には解明されていません。
以下は考えられる舌苔形成のメカニズムです。

1.人は頻繁に唾液を飲み込みます。唾液は舌背を必ず通過します。
2.唾液中には粘膜から脱落した上皮細胞が含まれます。
3.細菌によって脱落した上皮細胞の破壊が進みます。
4.上皮細胞の破壊が進むと比重が増加し、沈殿しやすくなります。
5.舌背には舌乳頭が非常に多く、重たくなった細胞は容易に舌乳頭に沈着します。



舌苔清掃用具

 種類

1.舌ブラシ型(プラスチック植毛、ワイヤー植毛)

  
舌ブラシ型でワイヤー植毛の舌苔清掃用具 舌ブラシ型でプラスチック植毛の舌苔清掃用具
舌ブラシ型 ワイヤー植毛
カワモト フレッシュメイト K ソフト
  舌ブラシ型 プラスチック植毛


2.舌べラ型

   
舌べラ型 軟性樹脂タイプの舌苔清掃用具 舌べラ型 薄板状タイプの舌苔清掃用具
舌べラ型 軟性樹脂タイプ   舌べラ型 薄板状タイプ
     
舌べラ型 柄付きタイプの舌苔清掃用具   舌べラ型 柄付きタイプの舌苔清掃用具
舌べラ型 柄付きタイプ   舌べラ型 柄付きタイプ


「潤いジェル」を舌の上に2〜3滴ほど垂らし、舌を上顎にこすりつけるようにしてジェルを まんべんなく舌の表面になじませます。 そのまま10秒ほどおいて浮き上がった舌苔を舌ブラシでかきとります。
(注意)決して強くかきとらないでください。舌の表面にある舌乳頭という組織がはぎとられてしまいます。

舌乳頭の役割
舌の表面には小さな突起状の物がびっしりと生えています。これを舌乳頭と呼んでいます。乳頭の下部には味蕾という味を感じる組織があり、乳頭間のスペースには唾液を蓄える役割があります。強く舌苔をかきだすと舌乳頭も同時に剥ぎ取られ、舌の表面はツルツルの状態となり、唾液を蓄えることができなくなってしまいます。また、剥ぎ取られた舌乳頭は、口腔内に落ち込み、唾液に混じり細菌の餌となってしまうため、口臭がさらに増すことになってしまいます。
唾液の役割の詳細はこちら

 舌ブラシの安全性とVSC産生予防効果

舌苔を浮き上がらせて取る場合にはどのような舌ブラシを使用しても問題ありませんが、直接舌ブラシを使用する場合には、最も安全性が高いと言われているのは「舌ブラシ型ワイヤー植毛」です。これは歯間ブラシのブラシを応用したもので、歯間ブラシに応用される極細でソフトなブラシが捻りワイヤーの間に植毛されています。ブラッシング圧100グラム以下で30回以下のブラッシングであれば、唾液中へのヘモグロビンの逸脱がないという実験が報告されています。



舌ブラシで舌乳頭間隙の清掃をしている図  
舌ブラシによる舌乳頭間隙の清掃  

舌ブラシと舌ベラのVSC産生減少を比較すると、舌ブラシの方が、その量の減少およびその持続時間が長いことが実験的に確かめられました。舌ブラシは舌乳頭間が清掃可能であり、その部位に生息するVSC産生菌を効率よく除去しているものと推察されます。



 結論

舌苔を浮き上がらせるジェルを使い、舌乳頭を傷つけないようにそっと除去します。奥から手前に引き、流水でブラシを洗浄し、ジェルの中に舌苔が確認できなくなるまで2・3度行います。



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