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自臭症を改善するための唾液の役割

1. 唾液の量
2. 唾液の質
3. 口呼吸
4. 唾液の緩衝作用


唾液の量

ペットボトルの水

自臭症の方の唾液の量を計測すると極めて少ない方がほとんどです。そのため自浄作用が低下し口臭の発生へとつながっています。水の補給をまめに行ってください。常にペットボトルを用意し、こまめに飲んでください。


唾液の質

口腔内の自浄作用を高めるためには唾液の質も極めて重要です。ネバネバ唾液では自浄作用は起こりにくいものです。サラサラ唾液にするにはやはり水の補給をこまめに行うことが重要です。


口呼吸

口で呼吸すると口腔内は乾燥し、嫌気性菌が活発に活動しやすい環境となります。上顎前突(出っ歯)の方は唇が閉まらず口呼吸となりやすいものです。矯正治療が必要となることもあります。その際MFT(マイオファンクショナルセラピー)という口呼吸を鼻呼吸へと改善する治療を受ける必要が起こることもあります。


唾液の緩衝作用

唾液の緩衝作用とその個人差

  H2CO3⇔HCO3−+H+  

唾液の中には炭酸水素イオンが含まれています。このイオンによって緩衝作用が生まれます。
緩衝作用は遺伝的傾向が強く個人差があります。


緩衝作用とは:酸性およびアルカリ性に傾いた唾液を中性に戻す働き

細菌+糖⇒酸の産生(H+)

食後は細菌の作用により糖を分解して酸(H+)が大量に産生されます。


緩衝能が高い唾液

炭酸水素イオンを十分に含んだ唾液では、食後一旦下がったPH(たくさんのH+とHCO3−とが結びついて)を直ぐに中性にしていきます。

  HCO3− +H+→H2CO3  

 

      炭酸水素イオン       炭酸

唾液が出にくくなる条件

1. 病気等のために薬剤を服用している時。

抗精神病薬、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、メチルドパ、鎮静薬、利尿薬

2. 唾液腺の機能障害を起こす病気にかかっている時。

パーキンソン病、慢性の痛み、HIV感染症、うつ病、シェーグレン症候群、甲状腺の病気

3. 癌治療時

化学療法や、頭部や頸部への放射線照射後(放射線照射量が大量に場合には唾液分泌の低下は一生つづきます。)

4. 精神的問題がある時。

不安やストレス、寝不足などのために体調が悪い、緊張している

5. 唾液腺が腫れた時。

結石、おたふくかぜ、ある種の細菌感染、シェーグレン症候群、エイズ、糖尿病、サルコイドーシス、腫瘍

6. 水分の摂取量が少ない時。


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