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自臭症発生のメカニズム

口臭が発生するメカニズムは、他臭症と同じで、酸素が嫌いな細菌(嫌気性菌)が出すガスと、口腔内の自浄作用をつかさどる唾液の分泌量に関係しています。自臭症の方の細菌量は他臭症と比べると、格段に少ないのです。それでも自覚します。 理由は断続的に臭いが発生するからです。臭覚は連続した臭いに対しては麻痺してしまいますが、断続的に臭いが発生した場合にはいつも臭いがあると感じてしまいます。(ただしその臭いの強さには強弱が起こります。) 生理的口臭「起床時」「空腹時」「緊張時」は通常だれでも起こりうるものですが、自臭症の方の口腔内の 細菌量は少ないため、唾液の分泌量の変化に対して、細菌の活動が敏感に影響を受けるものと考えられます。


自臭症の方は、なぜ、いつでも臭いがあると感じるのでしょうか?

 ウェバー・ヘッヒナーの法則

口臭の原因(細菌)を90%除去できても、本人は10%程しか除去できていないと感じてしまう生理的現象です。実際にはなくなっている(他人が感じられないくらいのもの)にもかかわらず、本人は、ほとんど改善していないと思い込んでしまいます。


ウェバー・ヘッヒナーの法則のグラフ

自臭症の発生するタイミング

 1. 起床時

睡眠中は唾液の分泌が停止するため、口腔内の細菌が増殖します。そのため、朝起きると同時に口臭を感じます。


 2. 空腹時

次に強く感じるのは11時頃 空腹から起こるものです。
食事中は唾液の分泌が活発になり、自浄作用(食事をすることで臭いの元である細菌の数が減少する)により臭いを感じにくくなるものです。但し、食べ物の種類によっては、そのにおいが口に残った感覚があります。


 3. 嫌気性菌の増殖

昼食前になると口腔内の「嫌気性菌」が増え、口臭を自覚しやすくなります。


 4. 緊張時口臭

社会においては人と接する必要が生じ、緊張時に臭いが発生します。緊張すると声を発することがなくなり、貝のように口をつぐんでしまいます。このことにより、舌の動きが停止し、同時に唾液の分泌も停止します。 すると嫌気性菌の活動が活発になり、口の中が臭いで充満してきます。これが「緊張時口臭」です。会話した瞬間には、臭いニオイの息が出ることになります。その際、他人も臭いと感じる場合もあります。しかし、その臭いの程度は他臭症のそれとは格段に低いものです。ですが、このことを断続的に繰り返しているため、本人は連続して口臭があると勘違いをしてしまっています。


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